とても印象的な夢を見て、あの夢は、一体
自分に何を知らせようとしていたのだろう、どういう意味があったのだろう、
と考えることがあります。
夢解釈の本を見てもわからなかったり、その意味とは違う気がする
ということもあるでしょう。
文明が進んだ今、私達はなんでもすぐに知ることができ、
私達もすぐ解決したい
と思ってしまいがちですが、何か物事が一つ成し遂げようとすれば
見通しを立てる力と、地道に継続する力
両方が必要であるように、
安易に答えを出さず
その意味をずっと考え続ける
こともまた、大切な取り組みであるでしょう。
ユングは、
自分の夢を分析するにあたり、
「自信がないことが一番安全」だともいっています。
完全に理解しないほうがよい、と。
もとより、解釈は一つの仮説
に過ぎず、
たった一つの夢の象徴やワードから、決定的な意味や告示を聞き取ろうとするより、
連続したいくつもの「系列」「傾向」の中で、ようやく
大いなる意味の断片を把握できるのだ、と考えるくらいがちょうどいいのかもしれません。
夢の解釈で、
全てを照らし出せないかもしれない、それでも、ひとつの羅針盤をもつことで、
方向を見失い、不安定な気分でいる危険は避けることができます。
あなたが
沢山の経験をしたある日、「なるほど、そうだったのか」と腑に落ちるということもある
でしょう。
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