自分を整えようとする心と、変化への違和感
歯の治療の夢には、
「自分をどう見せたいか」「どう変わりたいか」という思いが関わっています。
「変化」と「自己受容」のバランスが揺れているとき、
見ることがあります。
歯が整い、きれいに治った夢だとしたら、
自己回復力と再生の象徴、
自分をよりよく表現できるようになっている、
という心の変化を示しています。
最近、何かに前向きに取り組んだり、
人との関係で素直に話せるようになった、ということはありませんでしたか。
その小さな変化が、夢の中で“歯の治療の成功”という形で表れた可能性があります。
もし、
治療をしてくれた人が優しく、安心感を与える存在だったなら、
あなたの側にも、
支援や導きを受け入れる準備が整っているからなのでしょう。
一方で、治療はしたものの、
「これでよかったのかな?」と感じたり、後悔するような夢を見る人もいます。
このようなとき、あなたは
他人の理想や期待に合わせて変わろうとしている
のかもしれません。
夢の中で、歯の治療を受けに行きました。 診察室に入ると、そこにいたのは、
私が推している芸能人でした。 私は、こんな素敵な人に自分の歯を治療してもらうのが申し訳なくて、
ただ「もう、いいです、」「もう、大丈夫ですから」といって、
ろくに出来上がりを確認もせずに帰っていきました。 でも、家に帰って鏡を見ると、
こんなことになるなら、前の自分の歯のほうが良かった、と思いました。
特別おかしいわけではないのですが、なぜか自分の歯ではない、という違和感が強くありました。
この夢の違和感は、おそらく
他人の基準で変えようとした
自分に対しての違和感・喪失感を意味していたでしょう。
外見的、表面的には悪くない、でも「これが自分ではない」という感覚、
それは、本来の自分の感性・価値観がまだ生きている証拠でもあります。
また、
「もういいです。」「大丈夫です」といって帰るあたり、
理想に合わせようとしながらも、どこかで“本当の自分を守りたい”気持ちが働いた
可能性を示しています。
「申し訳ない」と感じるのは、自己卑下や
“こんな私が理想に手を伸ばしてはいけない”という遠慮の表れです。
変わることが悪いわけではありません。
けれど、自分を否定してまで変える必要はない――
夢はそのことを教えてくれていたのかもしれません。
歯医者 参照



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