静かで平和的でありたいのに、問題を投げつけてくる人がいる
「誰かに石を投げられる夢を見た」
――そんな夢を見た人は、
心当たりがないのに責められている
ような気がして、不安になるかもしれません。
でも、
そんな夢には、ちょっと違う意味が隠されていることがあります。
実際にこの夢を見た方の話を聞いたとき、「一石を投じる」という言葉が浮かびました。
その方には当時、付き合って間もない恋人がいました。
「好かれたい」「嫌われたくない」そんな気持ちから、
つい我慢したり遠慮したりして、自分の気持ちを押し殺してしまうことが多かったようです。
一方で、彼のほうはというと——
「お互いに本音をぶつけ合って、ちゃんと信頼関係を築きたい」
と考えていて、
あえて彼女を試すようなことを言ってくることもあったようです。
つまりこの夢は、ただの「被害者の夢」ではなく、
**「もっと正直な気持ちを見せてほしい」**という、相手の無意識のメッセージ
だったのかもしれません。
このような夢は、恋愛に限らず、
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ずっと我慢していること
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誰にも言えない違和感
-
表面上は穏やかに見える関係の裏にある、見えない摩擦
……そういったものに気づくきっかけとして現れることがあります。
「石を投げる」という行為には、波紋を起こす力があります。
静かすぎる水面に、あえて石を投げて、そこに隠れていた問題を表に引き出そうとする
――そんな潜在意識の働きが夢に現れているのかもしれません。
ときには、
それによって「隠れた敵」が姿を現すこともあるでしょう。
でも、それこそが狙いなのです。
敵が見えるようになれば、向き合って倒すことができる。
その敵とは、他人ではなく、
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自分のコンプレックス
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臆病な気持ち
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怠け心や、嫉妬心
など、
心の中にある「弱さ」かもしれません。
石を投げる夢は、ただ怖い夢ではありません。
それは、あなたの内側からのサインです。
「そろそろ、本当の気持ちを言ってもいいんじゃない?」
そんな声が、あなたの心の奥底から聞こえているのかもしれません。
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