昔住んでた(過去の)家
過去の家とともに蘇る記憶を手がかかりに、
現在の問題に対処しようとしていること。
過去の家を夢に見るなんて、
いつまでも過去に囚われているということなのだろうか、
あなたはそう思うかもしれません。
けれど、そうではないのです。
そのときにはわからなくとも、後になって振り返るとき
感じるのは、家とは
「安らぎ」を与えてくれる場所ということでしょう。
勿論、そうではない場合もあるかもしれませんが、
そこには
いつも変わらないその人達の動きがあり、それぞれに決まって座る場所がある、
父親の決まった行動、母親の行動、姉妹兄弟の行動、自分の行動も日々変わりがありません。
基本的に「家」が示すことは、自分や背景にいる人々の最近の関係や活動について
なので、過去の家が登場したとしても、それは
現在の夫婦の在り方、家族の在り方について考えているから。
過去の家は、いわば「参考例」、家庭や家族に対する考え方の原点ともいえ、
そうした
本質的な思念や信念をじっくり眺め、
現在の家が自分に及ぼしている影響について、考えているのだといえます。
とりわけ子供の頃住んでいた家というのは
「最初に暮らした家」、心の青写真として永久に記憶に刻み込まれているものです。
いつまで経っても重要なお手本の一つであり、あなたはいま
ひとたびそこに戻り、現在の問題と取り組もうとしている
のではないでしょうか。
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