うっかり見せてしまうかもしれない/本音をどう扱うか、自分をどう守るか
もしかして「聞こえてたかも」「やばい」と焦る夢は、
単なる失敗の再現ではなく、“心の裏側”があなたに語りかけているサイン、
夢の中心にあるのは、
**「本音」と「建前」**のテーマ
であり、
あなたの中の“安心していた部分”が
予期せず暴かれてしまう不安を表しています。
言ってはいけないことを言ってしまった、
誰かに心の奥を見られてしまったかもしれない、
そんな、人間らしい防衛反応が夢に姿を変えて現れているのです。
私は、電話を切ったと思って、
いつもみたいに従姉とママの悪口をいっていました。 でも、
その電話はまだつながっていて、「今、何かいったよね」と電話の向こうからママの声が聞こえました。
私は怖くなって、夢から醒めました。
夢の従姉は、本音を共有できるもう一人の自分、
夢の中の「悪口」は本来の意味での悪意ではなく、
**“心のガス抜き”や“本音の確認作業”**に近い役割をしているのでしょう。
この夢のポイントは
悪口を言った、秘密を話した──そうした内容よりも、
「聞かれたかもしれない」「やばい」と感じた瞬間の動揺
のほうにあり、
「正直な気持ちをどう表現するか」という課題を投げかけています。
たとえば現実で、誰かに合わせて無理をしていたり、
本音を押し殺して“いい人”を演じているとき。
あるいは、身近な人(家族や同僚など)に対して、
「本音を言ったら嫌われてしまうかも」と感じているとき。
心は少しずつ疲弊し、やがて夢の中で「漏れそうな言葉」として
そのエネルギーを放出します。
焦るのは、あなたが誠実であるからでしょう。
うっかり見せてしまった本音を恥じる必要はないのです。
むしろその中には、**“本当にわかってほしい気持ち”**が隠れているので、
安心して話せる相手に、感情を整理するように話してみましょう。
夢が告げていたのは
「本音を表現するバランスを学びなさい」と
いうこと、
心の中に小さな秘密を持つことを怖れなくていいし、
裏の顔や愚痴は。誰にでもあります。
大切なのは、そこに「思いやりの意図」があるかどうかです。
見られたらまずい 参照



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