潜在的なところからくる夢を、意識的な願いによって実現させる
明晰夢について詳しくは、「wikipedia」でも説明されています。
どうして自覚できるのかは解明されておらず、明晰夢にするための確実な手段もないようです。
私の場合、夢の中で自分が見ている夢の解釈を行っていたり、
夢の中で「それは違うな」「こうしたほうがいいんじゃないか」と
前のシーンに戻り
何度もやり直して、望む結果にしようとしていることもあります。
「現実のような夢」がある一方で、私達は
現実の中で「夢を見ているような感覚」(この景色、まえにどこかで見た覚えがある、)
「デジャブ」を体験することがあります。どちらも
内的世界を現実の世界に(現実世界を内的世界に)関連付けたいという強い欲求がある、
日常の生活に意味をもたせ、より広い、目に見えない世界と繋がりをもちたい
という気持ち、
昼間のある出来事に、整合性を持たせようという心理が影響している
ように思います。
もし、明晰夢を見る時の私達が
<夢=苦しみや悩みが成立する因果関係> と <目覚め=覚醒>の境界にたっている
とすれば、
なんとか覚醒に通ずる道を見つけだそう
としていたとも考えられます。それは、私達の根底にある
悟りを得たい、真理に繋がりたい
という願いからくるようにも思うのです。
こう考えるにつけ、明晰夢は、
「夢を実現させようとする」努力がもたらすのかもしれません。
なかなか明晰夢にならない、と思っている時の私達は、文字通り
「ただ夢をみているだけ」なのかもしれない、
夢を実現させるのは難しい、それは夢でしかない、夢として終わらせよう、
不可能なことをやろうとしている、という自身の内なる疑念と戦い、
未知の領域に足を踏み入れる覚悟を決める必要がある
と言われているのかもしれません。
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