新しい世界に飛び込む/この方向で、このフィールドで生きていく
あるところから指令が入ると、各所にいるメンバー全員が集まりだし、人知れず人々の役に立つ仕事を開始する。
普段は普通に過ごしている私も、指令が入るとみんなと落ち合い、同じように駆け出す。
今回は、屋上から飛び降りなければいけない。みんなは慣れた様子で、次々と降りていく。
新人の私は、やってみようとするが、やっぱりまだ怖くてできない。
先輩にしがみつき、やっとの思いで地上に降り立つ。
(屋上から飛び降りる夢については、別頁参照)
「新しくメンバーに加わる」ことが印象的な夢は、
単に、
自分はまだ新米である
という心が生み出すのでしょうか。
もちろん、そのような緊張感が表れていることもあるでしょう。
けれども、それだけではなく、
あなたが新しい世界に関わり、生産的な活動を始めようとしている
ことを表しているのではないでしょうか。
肯定的な印象の夢であれば、
あなたのエネルギーが、創造的な方向へ生かされ始めている
ということでしょう。
私たちは、誰かと関わりながら生きる社会的な存在です。
誰しも心のどこかで、
自分もここに属していると感じたい
と願っています。
共通する関心事や価値観、似た視点を持つ人との出会いは、
自分を理解してもらえるという安心感や、
無理に説明しなくても通じ合えるような感覚を与えてくれます。
「仲間に加わる」夢には、
自分が安心して関われる場所を見つけたい
という思いが表れていることもあるでしょう。
同時にこの夢は、
ただ誰かに受け入れてもらうのを待つのではなく、
自分からその世界に参加しようとしている
ことも告げています。
サークルに入るにしても、地域の役員会に加わるにしても、
新しい場所へ入れば、
そこにいる人たちと交流し、多くを学ばなくてはなりません。
そこには、
新しい居場所をつくっていこうとする動き
とともに、
ほどよいストレスや緊張感があります。
これまで知らなかった決まりを覚えたり、
自分にできる役割を探したり、
周囲の人との距離を少しずつ測ったりすることもあるでしょう。
それは、自分を苦しめるための試練というより、
新しい環境の中で、自分の力を育てていく試み
なのかもしれません。
また、
知的好奇心を刺激するものとの出会いや、
自分の知識不足を痛感する出来事があることも考えられます。
けれども、
知らないことがあるからこそ、
新しい世界に加わる意味があります。
そこで受け取った知識や技術、価値観を、
少しずつ自分のものにしていくなかで、
私は、これまでとは違う自分へ成長しようとしている
と、夢は告げているのでしょう。
また、新しい場所へ入るときには、
自分をよく見せようとしたり、
失敗しないように身構えたりすることがあります。
けれども、
ありのままの自分の考えや気持ちを少しずつ伝えることで、
人と人との間に、
より深い場所へとつながっていく、コミュニケーションの道
が開かれていきます。
最初からすべてを理解してもらう必要はありません。
自分の思いを伝え、
相手の言葉にも耳を傾ける。
そのような小さなやり取りの積み重ねによって、
ただの集まりだった場所が、
自分にとって特別な居場所
へと変わっていくことがあります。
この夢を見るあなたは、
自分で思っている以上に、
新しい世界へ入る準備ができています。
まだ経験が足りない。
自信がない。
誰かのように上手にはできない。
そのように感じていたとしても、
準備が整うということは、
恐怖や迷いが完全になくなることではありません。
怖さを抱えたままでも、一歩を踏み出せること
もまた、準備ができているということです。
いまは、その活動の意味が分からなくても、
たとえ、すぐに終わりを迎えたとしても、
失敗ばかりだったように思えたとしても、
その取り組みは、
確実に未来へとつながっています。
人生は、外側から眺めているだけでは、
なかなか展開していきません。
関わり、参加し、自分の役割を引き受けることで、次の物語が始まる
ことがあります。
「仲間に加わる」夢は、
そろそろ傍観者ではなく、参加する側へ移ろうとしている
あなたの心を表しているのかもしれません。
「屋上から飛び降りる」夢については別頁で記述しましたが、
新しい活動を始める時期には、
予想外のハプニングもつきものです。
慣れない出来事を前にして、
自分の中にある臆病さや怠惰さと闘うこともあるでしょう。
けれども、そんなときには、
誰かに助けてもらう勇気
も大切です。
新人である今だからこそ、
上記の夢のように、
先輩へ「しがみつく」こともできます。
「迷惑をかけてしまう」と考えるのではなく、
今だからこそ、教えてもらい、支えてもらいやすい
と考えたほうが、
物事は早く進展していくでしょう。
助けてもらいながら覚えたことは、
やがて、あなたが別の誰かを支える力にもなります。
思いを共有し、
相手の言葉に耳を傾けながら進んでいくことで、
そこで生まれた絆は、
次第に特別なものへと育っていくでしょう。
仲間(チームメイト) 参照




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