そいつがいるせいで台無しになる!
自分の幸福を害するものを追い込み、押さえこみたい、除去したいという考えのもとに
計画を練り、策略を講じること。
夢の罠でとらえた人や動物は、実際には自分の中に潜んでいる存在で、
心に埋め込まれた地雷
のようなものです。
あなたにとってのそれは、「ただの○○」ではないのでしょう。
情緒的に強く色付けされた表象の複合ともいえ、抑圧されながら無意識のうちに存在し、
現実の行動に強い影響力をもっている
のです。
こんなに被害にあっていて、みんなどうして気づかないの?
みんな、そいつの正体がわからないのか?
と、自分だけが必死になって罠をしかけていたという可能性もあるでしょう。
他の人は、あなたが思うほど気にしていないけれど、
常々気にしている人にとって、それは手ごわくて厄介なもの
なのです。
上手な処置・処罰方法を知らなければ、自分自身を苦しめ続け、人との付き合いにも影響を与えかねない、
邪魔だと感じています。
でも、
簡単に取り除いたり解消できないからこそ、心に巣食っているので、
除去できないことについては、うまく折り合いをつける
しかありません。
実際のところ、
飲食の多い場所では、ゴミを漁るねずみや害虫に悩まされ、
駅近に住めば、人や車の騒音が気になる
などのように、
取り除こうにも
他の(魅力的な)要因と表裏一体になっていたり、
あなたという存在を構成する、一つの要因
になっていたりするのです。
そのことによるマイナスは何なのか、ということについても考えてみましょう。
もしかしたら、
何らかに刺激されて現れるというだけで、
いつもはそれを見過ごせる余裕がある
のかもしれません。
だとしたら、何らかの事情があって今はその余裕を失っているか、
それを誘引するようなことが多くなっているのでしょう。
それ=自分を害する存在
を、自分ストーリーと語れるまでに咀嚼できるようになると、人としての深みもでてきます。
時間をかけ、そのストーリーに厚みや深みを加えていきましょう。
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