話す
例えば「発表」とか「演説」のような場に立っていたなら、それは
自分の考えを主張したい!
という気持ちの表れです。
もしかしたら、普段あなたは自分を抑えていて、
本当はもっと自分を理解してもらいたい、
と思っているのではないでしょうか。
「会話」の夢なら、その人とのコミュニケーションを求めているということです。
いずれの場合も、世間の物差しや他人の意見にただ「同意する」のではなく、
「自分はこう考えている」と自己主張していくようにと、夢は伝えているのでしょう。
あなたは「正しい」か「正しくない」かを考えて、なかなか発言できないかもしれません。
でも、何が正解で何が間違っているかなど、誰にもわからないことです。
なおかつ、世の中には
ありとあらゆる考え方や意見があります。
気をつけておいてほしいのは、
夢の中で話す内容は、あなたが言ったにせよ、相手が言ったにせよ、あなたの「願望」をそのまま代弁しているということです。
あなたは、相手がそう答えることを予想して考え話しています。
相手の「はい」や「いいえ」は、実はあなたの考えに基づいた自己問答であり、
その言葉が
「いかにも相手が言いそうだ」と思っても、本当にそう思っているとは限りません。
もう一つ、
夢の中の受け答えの際に知っておいてもらいたいのは、夢の中で発言に迷ったら
本心ではないことを言わないようにということです。
夢の中で了解したら、運命はその方向に進んでゆきます。
夢の行為・決断は運命を動かす力を持っています。
だから相手の質問にいい加減な返答をしないこと、自分の意志が伴わない発言をしないことが大切です。
私達は分別をもつようになると、
「たとえそう思っていても、その発言はしないほうがいいだろう」と本心を打ち明けず、適当な受け答えをしてすませてしまうことがあります。
それによって事なきをえることもあれば、後悔することもあります。
だから、
夢が本当になるかどうかというよりも、「他人任せ」ではない、自分の考えをしっかり持つことが大切なのです。
それは、結果的に
あなたという人が、ある一つの哲学を持って生きる人であると認識されることにも、
自分の言動に「ブレない」自分をつくり、自分の意思に拠って生きられるようになることにも
なるのです。
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