時間やエネルギーの節約にひと役。

普段なら手間のかかることを、誰かに押しつけたり、
あるいはおまかせして、少し気が楽になること。
電子レンジで回っているものは、
一見すると難しそうに見える“何か”でしょう。
レンジは基本的に料理に使います。
そして、料理という行為はたいてい、物事への取り組み方を象徴しています。
つまり、これは――
いつもなら試行錯誤しながら取り組んでいる何かと関係している
可能性があります。
こんな夢を見た人がいます。
ある日、会社の人が電子レンジでひよこを温めているのを見かけました。
「どうしてそんなことをしてんですか?」と聞くと、
「このほうが早く成長するんだ」と真顔で言われたのです。
不思議に思って覗き込むと、ひよこは本当に、少しだけ大きくなっていました。
電子レンジって、どこか冷たくて無機質な機械ですよね。
人のぬくもりの代わりに、ボタンひとつであたためてくれるけれど、
そこにはほんの少しだけ、
「これでいいのかな?」という
罪悪感や迷いのような気持ちも潜んでいる
のかもしれません。
この夢を見たのは、夢主が自分の子供
ーかわいくてたまらない大事な存在=ひよこ
を姉に預けた日でした。
会社の人=あなたではない“誰か”がその成長に関与している存在(=お姉さん)
という可能性があります。
それでも、夢の中のひよこはちゃんと大きくなっていた、
そう考えると、
あなたの「信じて託す」という選択も、
どこかでちゃんと報われていく――
そんな予感のようにも感じられます。
私たちは、時間の節約になる選択肢に惹かれます。
とくに経験が少ない場面では、なおさら、喜んで“楽な道”を選ぶものです。
夢の中でレンジを使うあなたは、
自分では気が進まないことを代わりにしてくれる人や、
今取り組んでいることに確実性や安全性をもたらしてくれるようなアイディアを、
どこかで求めている
のかもしれません。
もしその夢に対して肯定的な印象を持ったなら――
それは、そうした期待が近く叶うことを示唆しています。
たとえば、
誰かの機転に助けられてひととき羽を休めたり、
肩の荷が下りるような出来事があるかもしれません。
当然ながら、レンジを使うのは「何らかの変化」を見込んでのことです。
夢の展開によっては、
それを引き受け、やり抜くことでしか変化は起きない――
というメッセージが込められている可能性もあります。
試しにやってみれば、案外うまくいく。
そして、それによってきっと大きな満足感を得られるでしょう。



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