真の動機を理解する必要がある/嘘に隠れた本当の欲求と向き合う必要がある
自分や、夢で嘘をついた相手に疑問を持っていること。
受け入れがたい事実に直面している、
或いは、
自分のコンプレックスに直面せざるを得ない事態にあること。
人は、
弱さや力の不安を抱えているときに嘘をつきます。
本当の自分を表に出すだけの自信がない
のです。
「俺は嘘をついたことなどない」と思っている人も、
そうとは思わない形で、嘘をついていることがあります。
例えば、
二度と会いたくない人に「今度一緒に食事しましょう」という
建前的な嘘です。
俺は○○大学を出た、すごい人物なんだ、
という嘘であっても、
それは、私の仕業じゃない、
という言い逃れの嘘であっても、
本音を隠して、上辺だけ繕っている
ところでは、同じです。
何か自分の劣等感を刺激するようなものと出会った
可能性もあります。
誰でも自分をよく思いたくて
見栄を張ってしまうけれど、
一度嘘をつくと、その嘘とともに生きて行かなくてはなりませんから、
嘘をつかないほうがいいに決まっています。
ただ、
その嘘には、
あなたの本音や理想が隠れている
ことがあります。
「嘘つきは泥棒のはじまり」というけれど、
「嘘も方便」という言葉もあるわけで、突き詰めてゆくと
夢の嘘は、真実と繋がって
いたりもするのです。
「それは有害である」と決めつけず、
夢の嘘の中にある「利」
について考え、
微妙なパラドックスを探ることが大切
です。
「嘘」から自分を救いだすためには、
自分が冷ややかな目で見ている側面を評価してあげること
です。
自然で、素朴で、親しみのある自分
を表に出せるようになると、
不必要な囚われや幻想から抜け出し、安心を得ることができます。
そして、
あなたが本当に求めているものと結ばれるようになります。
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