手を握るためには、まずその人の手が
自分の手の届く範囲
になくてはなりません。
何らかの形で
その相手と関わっていること
を意味しています。
自分の能力によって支えよう、護ろう
という気持ちを表すこともあれば、
「自分のものだ」(私のものよね?)
と主張していることもあるでしょう。
あなたを理解したい
という気持ちを表していることもあります。
掴むように握るのは、支配欲の表れであったりもします。
誰かに手を差し伸べらるのは、何かを求めていることを、
差し伸べられるのは、求められていること
を告げています。
ある女性の夢の一部分ですが、
「私は、お母さんに『手を握っててほしい』と手を伸ばした。
でも、母は手を握ってくれず、ただ黙ってこちらを見ているだけだった」
というシーンがありました。
その存在が、心の支えであること。
「お母さんが支えてくれさえすれば、私は人生を安心して歩める」
でも、
母親はそれに応じてはくれない。
夢の中では「冷ややかに見ている」
かのように描かれています。
実際はそうではなく、母親の考えが、夢主の期待通りではない、というだけなのです。
それというのも、
母子の昼間の会話がこのようなものだったからです。
娘:私の願いが叶うよう、祈ってほしい。(それだけが、私の幸せの道なのだから)
母:いいえ、私はそれが叶うようには祈らない。
最善の形になるよう、祈るべきよ。あなたが思いつくより、もっといい形の幸せがあるかもしれないでしょ?
何でも、限定して考えてはダメよ。
「握手」参照
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