もう、限界だ
現実の爆発が、破壊的な影響を及ぼすように、
夢の爆発も、誰かのマイナスエネルギーが限界に達して、
自分や他人に「破壊」をもたらすおそれがある
ことを示します。
私達には、
奥深くにあって行動を支配し、活力を与えたり歪めてしまう、きわめて強力な衝動があります。
それは、やさしさであったり、依存心であったり、怒りや憎しみ、悲しみであったりもしますが、
こうした基本的な情動が満たされていないと、
どこかで爆発的な行動によって満たされようとするものです。
生命を抑圧する諸条件は、破壊への激情を生み出し、
この激情が
特殊な敵対傾向への助長を招きます。
破壊的にならずにすむ感情表現を獲得していくこと
が大切です。
爆発により、
圧力に耐え切れなくなった弱い部分は
ガラスを割ったり、屋根を吹き飛ばしたり、炸裂させます。
同様に、
あなたの感情がある特定の状況において、特定の何かによって限界点に達すると、
自己尊厳をかけ
手あたり次第に外界を破壊して、自爆を招くでしょう。
差し迫った危機感。
私達の生命は、
成長と表現と生存を求めています。
もしも、
感覚的、感情的、知的な諸能力の伸張が
押さえつけられたり、妨害を受けると、
何かに脅かされている
気持ちになり、それが爆発の引き金を引いてしまう
ことがあります。
生命を求める衝動が妨害されればされるほど、破壊を求める衝動は強くなり、
生命が実現されればされるほど、破壊性は弱くなります。
あなたが、
何かしらの衝動が与えられれば、
すぐに飛びだそうと待ち構えている起爆装置を所持していること。
たいていは、
無力感と孤独感にもとづいています。
孤独感や無力感が強いとき、
私達は感覚的、感情的、知的な様々な能力を十分に実現することができず、
内的な安定性と自発性を欠いたこの状態が、
自分や相手に破壊への衝動をもたらすようになる
ことがあます。
正直な思いをぶつけ合い、小さな衝突ができる関係を築いていけば、
大きな問題には至らないでしょう。
何かが触れることで爆発する
ような夢は、
特定の何かについて触れることが、
その人の「生命を確保するために必要な」思想に対しての攻撃となる可能性があります。
例えば、爆発は起きたけれど、無事脱出することができたけど、周囲はめちゃくちゃ、
自分だけ無事だった、という夢かもしれません。
エネルギーを確保するためには、「限界が来た」ことを宣言する必要があります。
これまで自分を動けなくさせていた問題の一部から離れ、身軽さを取り戻す必要があるかもしれない、
リスキーだけど、将来につながる道がある、
と考えている可能性もあります。
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