自分では、もうどうすることもできない
遭難の夢が表すのは、
もうダメなのではないか、という恐怖や、
助けはこないかもしれない、といった不安です。
また、
自分だけが取り残されてしまった、
という孤独感や力のなさを感じている可能性もあります。
それはまた、今のあなたが
自分の能力を超えるものに挑んでいる
ということでもあるでしょう。
その困難はあまりに大きくて、
お手上げ状態になっているか、
そろそろ、誰かに相談しようか、
と考えているかもしれません。
自分の力で乗り越えられない課題は与えられない、
というけれど、それはたいてい乗り越えた後で思うことで、
例えば失恋など、
一時的に心のよりどころを失う経験をして、
混乱したり、もがくような状況に陥ることがあります。
こうした状況での救出劇は、夢でも現実でも、
大冒険から英雄的な帰還をした
かのように、描かれることがあります。
それは確かに感動的なシーンであり、
もう大丈夫、助かった、
よくこの状況を切り抜けた、
という安堵感や、自分を誇らしく思う気持ちが大きいものです。
そうした気持ちのほうが大きくて、
心のケア
のことまで、考えが及ばないかもしれません。
あなたが置かれた状況によっては、
本当の救出作業は、これからということもあります。
本当に
日常と和解していくのには、長い時間を要する
ことを暗示していることもあります。
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