本来、人格は自由な主体であるべきです。
他者に強制されたり、拘束されないで、自由に考え、活動して
自律性を育てていかなければなりません。
この自律性こそ
全人格的開花の支えになるのに、ある種の鋳型にはめ込み、
その人物の形成を捻じ曲げている
可能性があります。
自分の力で成長することを許されないため、自己実現できず
苦しんでいる可能性があります。
こうなりたい
と思う自分になることができずにいること。
例えば、
それは親の愛情ゆえ、ということもあります。
自分が責任をもって管理しないといけない、
という思いが強いあまり、子供の人生の主導権を握り、我慢させている
ということもありえます。
勿論、個性を尊重しすぎると、利己主義に陥ってしまう可能性もありますが、
その人が幸福感や充足感が得られない状態で
成長することは、避けなくてはなりません。そのためにも、
たえず「なんのため」という根本に立ち返り、
その人らしく生きられるよう、優れた理念に触れ、双方が理解しあっていく必要があります。
「これはダメ」、「あれはダメ」と
その人らしくあるものを取り上げ、
自分の一方的な価値観による押し付けの姿勢を捨て、
ともに考え、ともに問題を追及して、
に開花を助けましょう。
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