アバター

意識の変容
例えば、人生ゲームの中で、

自分の代わりにサイコロを使う時のように、

アバターは、

自分が加入するサービスやゲームの中で、あなたの

代役を務める存在です。

肯定的には、なんらかの自分を証明する

プロフィール

が注目を浴びている

可能性があります。

周囲にどう自分を示したいか、

自分の存在を望み通りアピールできているか、

考えているのではないでしょうか。

 

否定的には、

リアルな自分の立場が脅かされること

を心配しています。

あなたのキャラが色濃く投影されているアバターが、

あなた自身よりあなたらしく、あなたを語っていることがあります。

リアルな自分よりも、自分に紐づけられた

情報のほうが優先されることを

心配している可能性があります。

社会が本物と見なすのは「情報」のほうで、

自分がどうあろうと、

それが重視されてしまうだろう

と考えているのかもしれません。

或いは、

人として自由に生きる権利を失う

ことを懸念しているのかもしれません。

 

世界的な改革が行われ、人類がアバターとして生きることになる

といった夢を見る人がいます。

自分が何者かになる「変身」の夢を見るのは、たいてい

そのレベルへの変化

を促されている時です。

おそらく進化し続ける現代の

社会的な改革に対する戸惑いが

この夢を見せているのでしょう。アバターは、

自分の代わりに、自分であると承認されている存在

であり、

この夢の場合は、その展開から「マイナンバーカード」など身分証的なもの

を表していたと考えられます。おまけに

世間で呼ばれている「アバター」は、バーチャルな存在なのに、それが生き物のように動き回るとしたら、

自分の許可なく、勝手に

動き回ることに

危機感を抱いている

ということでしょう。

プライバシーを守りたいが、

集団組織の中で生存していくには、社会の進む方向に合わせるしかない

という葛藤。

自分のプライバシーが、

自分が望んでいない方向に操作されることを心配している（恐れている）

可能性もあるでしょう。