仕事に遅れる・忘れる

竜巻とゆがむ時計、頭を抱える男性
夢の意味状況

責任感と義務に関する不安の投影

やるべきことができていないという罪悪感や不安

を象徴します。

現実で実際に遅刻していなくても、

今の仕事に追いつけていない

求められる水準に達していない

責任を果たせていない気がする

といった感覚が、夢の中で「遅れる」「忘れる」という形になって表れることが、よくあります。

特に、仕事が忙しい時期や、責任が重く感じられる時期に見やすい夢です。

夢の中では、実際の職場ではなく、昔のアルバイト先や、学生時代の仕事場が出てくることもあります。

学生時代にしていた施設の受付アルバイトに行くはずが、

シフトを忘れてしまい、遅れてしまう。

「バイトに行かなくてはいけないのに、忘れて行っていない」という感覚だけが強く残る

夢主は現在は社会人ですが、仕事が忙しく、厳しい時期になると、この夢をよく見るそうです。

その学生時代のアルバイトは、アットホームで人間関係も良く、温かい雰囲気の中で楽しく働けた場所であった、といいます。

この場合、夢は単に

「仕事に遅れてはいけない」
「きちんとしなければならない」

という不安だけを表しているのではないのでしょう。

現実の緊張が強まったとき、

心が“癒しの場所”を自動的に呼び出している のかもしれません。

或いは、 自分には、もっと自由で、選択肢がたくさんあった、

という 自己肯定の記憶の呼び戻し とも考えられます。

現実の厳しさに間に合っていない感覚
仕事に追いつけていない感覚

を表しつつも、同時に、ポジティブな記憶をよみがえらせる、心にくい仕組みも持っているように思います。

「あの頃はよかった」と比較するのではなく、

“あの頃の感覚を、今にどう取り戻すか” がカギ で、

例えば「気楽に人と接する余裕」 「人との出会いを楽しむ姿勢」など、

当時持っていた柔らかさを現在に少しでも取り入れられる と、

夢が示す意味が前向きに変わってくるかもしれません。

 

フロイト的に見るなら、遅刻したり、仕事を忘れたりすることで、夢の中では一時的に

義務から逃れる状況

が作られています。

現実では簡単に休めない。
投げ出すこともできない。
でも心の奥では、少しだけ解放されたい。

その気持ちが、夢の中で「仕事に行けない」という場面を描くこともあります。

ユング心理学的に見ても、

遅刻や忘れ物の夢は、多くの人が見る集合的な不安夢の一つといえます。

社会の中で役割を果たそうとするほど、私たちは

間に合わない
忘れている
準備ができていない

という夢を見やすくなります。

あなたが怠けているのではありません。

むしろ、責任感が強く、きちんと応えようとしているからこそ見る夢です。

仕事そのものが印象に残る夢については、
仕事の夢」もあわせてご覧ください。
また、時間に追われる感覚が強い場合は、
時計・時刻・遅刻の夢」も参考になるでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました