自分では作れない大きな流れを利用する/波を読み、動くタイミングを学んでいる

海は、あらゆる生命の源。
そして、そこに生まれる「波」は、
自分の外からやってくる力
を表します。
それは、人生に勢いや変化をもたらし、
私たちを次の場所へ運んでくれることもあれば、
心に余裕がないときには、
平穏な日常を乱す脅威
のように感じられることもあります。
夢の中で波が印象に残ったなら、
あなたはいま、
自分の力だけでは止めたり、動かしたりできない「流れ」と
向き合っているのかもしれません。
波乗りをする楽しい夢も、
大きな波に追われる恐ろしい夢も、
根底にあるのは、
私たちを動かそうとする力
です。
不安や恐れさえ、
「このままではいられない」
という決断や行動のきっかけになることがあります。
逆に、良い流れが来ていても、
その波に乗る準備ができていなければ、
ただ通り過ぎてしまうこともあるでしょう。
サーファーは、
一生懸命パドリングをして、
自分の力で「良い波」を作り出すわけではありません。
海を見ながら波を待ち、
「今だ」
という瞬間を見極めて動きます。
早く動きすぎれば力を使い、
遅すぎれば、その波は通り過ぎてしまう。
何度も波に向き合った経験が、
どの波に乗り、どの波を見送ればよいのか
を教えてくれるのでしょう。
人生にも、
自分の努力だけでは作り出せない「流れ」があります。
無理に状況を動かそうとするより、
少し立ち止まり、
周囲の変化を観察したほうがよいときもあります。
波の夢は、
流れを読み、動くべき時を見極めること
を学んでいるときにも見る夢です。
波にうまく乗っている夢なら、
変化やチャンスを上手に利用できているのでしょう。
自分ですべてをコントロールしなくても、
やってきた流れに合わせることで、
思った以上に遠くまで進めることがあります。
一方、
大きな波や高い波が迫ってくる夢は、
あなたの力だけでは制御できないほどの
大きな出来事や感情、
周囲からの影響が近づいていることを表す場合があります。
怖いと感じていたなら、
「自分に対処できるだろうか」
という不安もあるのでしょう。
波にのまれる夢は、
出来事や感情に圧倒され、
自分のペースを失いかけている状態。
ただし、
波にのまれても無事だったり、
そこから岸へ戻ることができたなら、
大きな変化をくぐり抜けるだけの力が
あなたの中にあることも示しています。
波から逃げる夢なら、
迫ってくる変化や問題から
少し距離を置きたい気持ちがあるのかもしれません。
けれど、
危険な波から離れることは
必ずしも「逃避」ではありません。
いまは乗るべき波ではない、と判断し、
身を守ることも大切です。
少し離れた場所から波を見ている夢なら、
まだその変化には巻き込まれておらず、
これから起こりそうなことや、
自分の心の動きを
静かに見つめている段階なのでしょう。
波風が立つ、という言葉があります。
夢の中でも、
海が急に荒れたり、
穏やかだった水面に波が起きたなら、
順調に進んでいたことに変化が起こったり、
あなた自身が、
これまでの流れに異議を唱え、
別の方向へ進もうとしている可能性があります。
ヴィクトル・ユゴーは、
「波浪は障害に遭うごとにその頑固の度を増す」
という言葉を残しています。
人生の途中では、
「あの出来事さえ起きなければ、もっと順調だったのに」
と思うようなこともあります。
けれど、
そのときはただの障害にしか見えなかった出来事が、
後になって振り返ると、
自分を強くしたり、
進む方向を変えるきっかけになっていた、
ということも少なくありません。
波は、
私たちの前進を邪魔するものでもあり、
同時に、
私たちを遠くへ運んでくれる力
でもあります。
大切なのは、
波をなくすことではありません。
その波が、
乗るべき波なのか、
見送るべき波なのか。
いま動くべきなのか、
もう少し待ったほうがよいのか。
夢の中のあなたは、
現実のあなたより少し先に、
その「流れ」を感じ取っているのかもしれません。
波ひとつない静かな水面が印象に残ったなら、
心の静けさや落ち着き、
秩序が戻ってくることを表します。
激しく動いていたものが落ち着き、
しばらく穏やかな時間を過ごせるでしょう。
海 参照



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