職場を彷徨う

夢の意味行為・出来事

そこに存在意義を感じていた/そこで役割を果たせていた

暗い通路の先にあるドアへ向かいながら担当場所や入り口を探しているような光景自分の役割や居場所を見失っている心

を表していることがあります。

職場を彷徨う夢が表すもの

担当者として売り場にいるのですが、何をしていいのかわかりません。
周りの人たちは、それぞれしっかり仕事をしているのに、自分だけ部外者のように仕事がありません。
どうしたらよいのだろうと当惑し、強い疎外感を覚えます。
そういえば、品物の発注を長い間していないことを思い出します。
品切れを起こしているのではないかと焦り、自分の売り場に戻らなければと思います。
けれど、上の階に行っても下に降りても売り場に着きません。
エレベーターに乗ると、見たこともないバックヤードに迷い込みます。
建物の外を回れば裏口から戻れるはずだと思うのに、歩いても歩いても入り口にたどり着けません。
焦り、焦り、焦り。

夢主が彷徨っていたのは、「過去の職場」です。

職場を彷徨う夢には、
強い焦りや疎外感が伴うことがあります。

周りの人は、それぞれの仕事をしている。
けれど自分だけが何をしていいのかわからない。

ここには、現実の仕事そのものだけでなく、

人生全体の中で、

自分だけが流れに乗れていない。
自分の役割が見つからない。
周囲から少し外れてしまったように感じる。

という心情を表しているのかもしれません。

特に、以前は責任のある仕事をしていた人や、
自分なりに誇りを持って働いていた人にとって、
職場は単なる労働の場ではないことでしょう。

そこには、

自分の存在価値や、社会とのつながり、
「ここは自分の持ち場だ」という感覚が結びついています。

夢の中で職場を彷徨うことは、
過去の仕事への未練がある、というだけでなく

今の自分が、もう一度どこに立てばよいのかを探している状態

を表しています。

担当場所に戻れない夢

自分の売り場や担当場所に戻ろうとしているのに、
なぜかたどり着けない、というシーンは

かつて持っていた責任感や誇りを、今の自分の中で探している

夢とも考えられます。

担当場所とは、

自分が任されていた場所。
自分が必要とされていた場所。
自分が何をすればよいのか、比較的はっきりしていた場所です。

それを叶えていた

かつてのその場所に、夢主が戻りたいと願っているせいで夢にまで見る、

というよりは

「あの頃のように」

自分の役割を感じたい、そう感じられる場所がほしい

今の人生の中で。

という気持ちを表しているのかもしれません。

また、

夢主は「何もしなくていい」と楽をしているのではなく、
何とか自分の売り場に戻ろうとしています。

周りの人が働いている中で、自分だけが部外者のように感じる
けれど、そこで諦めてはいない、

発注していないことを思い出し、
品切れを心配し、
自分の担当場所へ戻ろうとしている。

そこには、今も失われていない責任感がある
のです。

でも、

その責任感が向かうべき場所が見つからない。

この夢は、前職に戻りたいという単純な夢ではなく、
かつての自分が持っていた仕事への誇りや、
自分を活かせていた場所を
今の人生の中でもう一度探している夢なのかもしれません。

 

夢の中で「発注していない」、

品切れを起こしているのではないか、という不安は、
現実の売り場の問題というより、

「今の自分には、必要なものが足りていないのではないか」
「このままでは、自分の役割を果たせないのではないか」

という焦りとして現れているのでしょう。

 

迷い込んだ「バックヤード」については、
お客様からは見えない裏側の場所、

準備や整理、在庫管理などをする場所

という意味において

表向きの仕事や社会的な顔ではなく、

自分でもまだ整理できていない内側の問題に入り込んでいること

を表していたのかもしれません。

本当は売り場に出たい。
自分の持ち場に戻りたい。
けれど、その前に見なければならない心の裏側がある、

そうした

普段は表に出していない不安や迷いを

夢はバックヤードという形で見せていたのでしょう。

外を回っても入り口に着かない夢

建物の中で戻れないなら、
外を回って裏口から入ればよい。

そう思って歩き出すのに、
歩けど歩けど裏の入り口に着かない。

この場面には、

「別の方法なら戻れるはず」
「回り道をすれば、何とかなるはず」

という期待と、
それでもたどり着けない焦りが表れています。

人生でも、同じようなことがあります。

真正面からは戻れない。
では、別の道ならどうか。
遠回りでも、裏口からなら入れるのではないか。

そう考えて動いてみるけれど、
思ったより遠く、思ったように進まない。

この夢は、夢主自身が言うように、

あちらこちらと彷徨っている人生そのものの感覚

を映しているのかもしれません。

夢主は、
まだ探しているのです。戻る場所があるはずだと思っている。
何とかしなければと感じている。

その焦りの奥には、
今の自分を立て直したいという力が残っています。

私達は

かつて誇りを持っていたものを失ったとき、
心の中に空白が生まれることがあります。

その空白を埋めるために
必ずしも過去と同じ場所に戻る必要はないのです。

今の生活の中で、
小さくても任されること。
自分が整えられる場所。
誰かのために動ける役割。
自分で補充し、育てていけるもの。

そうしたものを少しずつ取り戻していくことで、
心は再び「ここが自分の持ち場だ」と感じられるようになるのかもしれません。

職場に戻れない夢の中で、
あなたはまだ探しています。

その姿は、
今の人生の中で、もう一度自分の居場所を見つけようとしているあなた自身なのかもしれません。

 

夢の中で、戻りたい場所や目指している場所にどうしても届かないときは、辿りつけない夢にも同じ心の動きが表れていることがあります。

また、今回のように以前働いていた場所が印象に残る夢は、かつての職場の夢にも深く関係しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました