昼間の緊張感やショックが夢の引き金
心の安定を失い、傷つきやすくなっています。
夢の中で襲ってくる敵は、
恐怖や不安、怒り、嫌悪、嫉妬などの
心が生んだ怪物であるといえます。
それは、あなたの中にあるものかもしれないし、
昼間、
特定の人たちが見せる振る舞いの中に、邪悪な心を察知したのかもしれません。
それを伝えているというよりは、
その状況に対応ができなかった、感情を隠すことしかできない弱さとか、愚鈍さだとか、
要領の悪さやタイミング(運)の悪さ
といった、
自分自身の成果に対して否定的な結論を出している心
告げているのでしょう。
現実世界では、夢に見たように
生命を賭けてまで戦うような出来事は、まずありませんが、
私達には、
食料を得るために動物と闘ったり、取り巻く環境を支配し、
家族を守るために戦ってきた過去があります。
挑むか、逃れるか
という闘争・逃避反応というのは、世界中の人々に共通して在るもので、
そのときの条件でできる最悪なことをしたり、けしかけてくるため、
怪物、悪鬼、強盗、ストーカー、チンピラなどなど、
いろんな形で登場します。
私達に不快感を味合わせ、悲観的な見通しをさせるのが得意です。
「自分が兵士になり、敵を倒していく」
夢を見た人がいます。
「しかし、結末ははっきりせず、勝ったのかそれとも負けたのか、もやもやの状態で目覚めた」
そうでした。当時、夢主は、
出産したあとの新しい環境に慣れず、悩んでいたそうで、
どうしてうまくいかないんだろう、私が悪いのだろうか、と考えれば考えるほど、
こういった夢を見ていたそうです。
悪者が大手を振ってのさばる要因は、たいてい
自分には選択肢が少なく、事態をコントロールする力も限られている
と思い込んでいることにあり、自分を過小評価しているときです。
やっつけるにしろ、逃げるにしろ、
夢の悪者をかわすには、より上手(うわて)をいく
ー 賢くなっていくしかないわけですが、
子供や弱者が「悪者」を夢に見て怯えている時の
最大のお守りは、自分の話に耳を傾け、いつもと変りなく支えてくれる親や身近な大人たちです。
善性に触れることが最大の癒しとなり、いつでも味方がいる、安全な場所がある
という確信が、自信を育みます。
善性は慈しみや勇気にかわることもある、
立ち向かう力と覚悟をそなえるために必要なのです。
「悪者」をのさばらせないためには、そうではない者達が
善性を動機に賢くなっていく必要があります。
大人であるあなた自身も、
自分の強みを再確認し、
喜びをもたらす物ごとに意識を向け、前向きな変化を起こす準備を整えましょう。
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