そんなの受け入れられない。
あなたの人生の基盤を揺るがすような出来事
があったこと。
あなたの「生」に大きく影響を与えるもの
を失ったり、終わりを感じたこと。
受け入れることが難しい事態に見舞われていること。
あなたの基盤を支えていた、外的な安定性が崩れるような
経験をしていること。
例えば
親や伴侶の死別など。
その人達は、あなたの日常生活を支える存在であり、
生活の土台
ともいえます。
また、
将来の計画を立てる時の基盤
でもあります。
そのような存在を失ったとき、
あなたの世界観まで、ガラリと変わってしまうことでしょう。
もう二度と元には戻らない、
人生の一時期が終わりを迎えた、その心を夢は表しています。
職場も、あなたの生を支える土台、
職場の環境や、先輩(達)とうまくいかず、
苦しんでいる人が、見ることもあります。
この夢を見たある人は、
「職場の先輩のような『人として残念な人』と関わったことがなかったため、
「人生で一番悩んだ」そうです。
夢の中のあなたは、
パニックになり、泣き叫んでいたかもしれません。
何が何でも逃げきらなければ、ともがき苦しみ、
自分にできることを探すかもしれません。
けれど、
結局何もできないのだ
と知ったときのやるせなさ、もどかしさ、
残酷な事実の前に立たされ、恐怖の中で
この世の終焉を受け入れるしかないのだ、と知って
胸が張り裂けそうになっていた
のではないでしょうか。
今のあなたが、それと同じような心理状況にあること。
現状を受け入れるためには、長い時間を要することがあります。
変化を受け入れ、全く新しい状況にあわせて
自分を変えていくのは、たやすいことではありません。
無理に抜け出そうと考えず、
今は、
あなたの傷ついた心を優しく、穏やかに見守ってあげること
に専念しましょう。
おいしいものをたべ、ゆっくり休み、信頼できる友達に会う
など、その時々で思いつく
気晴らしになることをやっていきましょう。
やがてこの終わりを抜け、人生の新たな段階に入っていくことができます。
そして、再びあなたの人生はイキイキと輝き始め、
次の章が始まっていくでしょう。
時に、
あなたが内省の人で、
思いがけぬ自己認識の前に立たされていて、とても苦しいプロセスだけれど、
新しい見解を受け入れ始めている、
という可能性もあるでしょう。
いずれの夢も、
あなたの基盤を支えていたものが揺らぎ、崩れ、自己変革を促される
という意味では同じです。
一見「悲劇」的で、略奪的で、絶望的で、
今の状況は、あなたに何ももたらさないように思えるかもしれません。
それでも、
あなたが成長し、やがてその意味を問えるようになったとき、
それがあなたの魂の成長にとっては有益な体験であったと、
より精密で明確な説明によって慰められ、力づけられる日がくることでしょう。
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