真の答えは自分の中にあるのだ、
と告げています。
頑固さ
を表していることもありますが、
夢に登場した犀が肯定的なイメージなら、
生命をかけて何かを守りたい
という、心理に近いものがあるでしょう。
サイの母親は、危険にさらされたとき、自分の命よりも子供を守ろうとします。
子供もまた、母親を助けようと小さな体でたち向かっていきます。
また、
サバンナでサイは「無敵」と言われています。
その皮膚は鎧のように厚く、角は空に向けて突き立てているかのよう。
サイは、
百獣の王ライオンさえ、うかつに近づけない
怒らせたら生命の危険さえある動物
なのです。
普段大人しい印象のあなたの中にもサイはいて、
いざとなれば、自分よりも強い相手であっても
もう突進していく覚悟はあるよ、という気持ちになっているのかもしれません。
犀の角のようにただ独り歩め
という、仏陀の言葉は有名です。
犀は群れない動物ですが、それは
群れに依存するのではない、真理を求め一人立つ精神の大切さを告げているのであり、
夢を見た人に、人との関わりを離れ、孤独な生き方をするように、と告げている
わけではありません。
何より、
若いサイは独り立ちすると、善き友と旅を続ける習性があります。
夢にサイが登場するのは、
自分が今、人生の道半ばにいるのだと感じていることや、
善き友と旅の途上にいる
事を表している可能性もあるでしょう。
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