どう行動すれば生存しやすいだろう。/地名から裏付けをとり、推定する
夢の「地理」は、
行動理念、進む方向性を知らせてくれることもよくあり、
新しく何かを始めようとしている人が、曖昧な立場に置かれたとき、見ることがあります。
私達は、大きな勘違いをしたまま進んでしまうこともあります。
もう、決まっていて動かせないと思っている「枠組み」があるとしても、
一度取り払って
考えてみるといいかもしれません。
土地の名称は固有のものであることから、
例えば「東京」なら「都会」、人でごった返している、魅力的なものがいっぱいある、
といったふうに認知されていると、
連想を広げても、そのイメージがついてまわって、
象徴的な意味を見過ごしてしまうこともあります。
「実在するもの」に惑わされず、語句そのものにも注意を向けてみましょう。
「地名」には、
その環境に名前をつけた人間の思考と行動のプロセスが読み取れることがよくあり、
そこに助言が隠されていることもあります。
例えば、
「関ケ原」といえば、多くの人が「関ケ原の戦い」を思い浮かべるように、
その土地で起きたある出来事は、
そこで起こるべき地政学的な理由がある
ということも、考えてみると解釈に役立つでしょう。
こんなふうに、
地名については、上から、横から、斜めから、
バラエティに富んだ観点をもって思考してみてください。
私の地元県内に「田原」というところがあるのですが、知人が
最近、どうしてか「田原」に行こうとする夢を見る、
と言っていました。
この夢の場合、
「行き先」を示しているともいえます。
夢の「行き先」は、私達が何かをしたい気持ち、目標とも関連しています。
当時、彼女は仕事で東京や浜松、名古屋を行き来していましたから、
「田原」というのはちょっと意外でした。
田原から連想されるものは、「田舎の風景」かもしれないし、
かつて愛した人とよく訪れた場所、或いはいつかは行きたいと思っているところと似ているのかもしれない、
もしかしたら、「田」=field?
新しい領域に踏み出したい
と考えていたのかもしれないし、(「原」を草原、更地、空き地、成長・・?などと考えていくと、別の意味が見つかるかもしれない)
田舎=outland=異界の、遠隔の(いまとは違うところ=かけ離れた分野とか)などと
と考えることもできます。
こんな風に
語呂合わせに含まれた意味であると、すぐには気づきにくく、
あとになって
ああ、このことだったのか、とわかることも案外あります。
この夢がそうしたことを表していたのかどうかはわかりませんが、
彼女は数年後、新しいスキルを身につけて、当時とは全く違う分野で活躍しています。
心のどこかで「今とは違う景色」とか、
「自分にあう領域」を探し求めていたのでしょうか。そうした考え方もありですが、
私には、
もう少し違う意味があるようにも思います。
「田原」は、自他ともに認める田舎ですが、その先は観光スポット「渥美半島」で、
地元では、初めてのデートや運転免許を取得した人が走りたくなる「ドライブコース」です。
もっとピュアに彼女の立場にたって考えると、こうです。
田舎だし、私はもう何度も走ったわ、
=ありきたりすぎて(自分の中では普通過ぎて)見過ごしている、
=(元々)あったのに、考えてもいなかった(価値)
夢に、
あなたからしたら、「すっかりわかっていて、珍しくも感じない」ところに
隠れたスポット(資産価値)があるよ、
目を向けてみてよ、
と言われていたのかもしれません。
名前 参照
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