どうしてこうなった?そもそも準備ができていなかった!
先に伝えておきますが、失敗を予告する夢ではありません。
実生活では、何事も準備万端に挑む
人が見ることが多い夢です。
「何かを任されたけれど、よく考えたら、
それを遂行させるために必要なノウハウを教わっていない、でも
「自分がしなければ」、「最後までやり切らなければ」、
と勘だけを頼りに勧めるはめになったりするのです。
自分の手には負えないと感じるような状況に対処させられています。
他の人々のニーズや、
彼らからのプレッシャーに対処することを余儀なくされていること。
自分が関わるプロジェクト ーそれが、孫の送迎など、小さなものであったとしてもー
の成否に対する
強い責任感が表れていて、
自分が頑張らないと!
という意識が、夢として映像化されていたわけです。
普段のあなたは、
バリバリ仕事をこなし、
仕事ではなくとも、幾つものことを同時に進行させることができる
人であるかもしれません。
周囲からもそう思われていることがわかっているので、
手を抜けなくなっていたり、
これ以上は無理、
という、境界線がわからなくなっているのかもしれません。
準備できなくてどんどん物事が遅れていく、取り残されていくような夢は、
あまりに多くのことを抱えすぎて苦しくなっている
ことを告げています。
自分で自分にプレッシャーをかけている、妥協できなくなっているのです。
先を見通すことは、現実的な心構えとして素晴らしいことですが、
未経験の出来事にも対処しなくてはならないとか、事態が悪く進んでいった時のこと
を、考え過ぎてしまうのかもしれません。
そういう意味で、
責任のある部署に就いたり、昇進など注目を集める状況に置かれている緊張感
から、この夢を見ることもあります。その場合は、
自信が高まってくるにつれ、自分の進む方向を自分でコントロールできるようになってくるでしょう。
時には、
自分のことではない、子供や部下の準備不足を慌ててフォローする、
などの夢を見ることもあるかもしれません。
この場合もまた、
信念や義務感を拠り所にしていて、
そうしなければ
立ち行かなくなる
と思いこんでいるのでしょう。
でも、何もかも自分が背負い、
スーパーヒーローのようになって燃え尽きる必要はありません。
あなたが普段頑張る人であるだけに、
もっと肩の力を抜いても、他の人の気には止まらないでしょうし、咎められることもないでしょう。
自分だけが頑張る
以外のやり方もあるかもしれません。
そもそも、
妥協は、一方向の取引ではありません。
全員が、(まずまず)満足できる落としどころを見つけるのが妥協の本質であり、
誰かがあなたのためにほんの少しの努力も払ってくれないときに、
あなたがその人のために無理をしてまで骨を折る必要はないでしょう。
あなたが親切で有能であったとしても、
誰かを喜ばせるために自分のニーズを犠牲にする必要はありません。
もし、自分にとってとても大事なことがかかっているのだとしたら、
自分が固く信じていることをねばり強く訴えましょう。
また、案外
気楽に構えていたほうがスムーズにいくこともある
と気づく
ことができると、少しずつそうした苦しみも軽減されてゆきます。
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