この状態を維持させて。手放したくないの。
あなたの手放せない思いが、
再生を阻止していること。
現存する人生観にしがみついて
変化を受け入れることができないようです。
未知なるものにすべてを委ねることができれば、
新たな生を迎え入れることができる
というのに。
あなたが、文句ひとつない
完全な体を得た
としても、
変化し、向上することをやめてしまえば、
醜いエゴに囚われ、
生命はどんどん清新な輝きを失っていきます。
存在はしていても、
本当に生きていることにはなりません。
この世に存在するものの生命にはすべて限界がある
ことを
真正面から正視しつつ、
永遠に滅びることのない、普遍的な真理を求めて生きるところにこそ、
その生命も不老・不死の境地を得る
ことができます。
永遠の魂にとって、肉体は「手段・方法」に過ぎません。
でも、この世界で生きているうちに、
手段を目的化し、当初の目的を忘れてしまうことがあります。
木の中心（材木）を持ち帰るはずが、表皮のほうに目を奪われ、
心材を持ち帰ることを忘れてしまうように、
本来の
絶えることなき錬磨
を忘れ、
これで満たされた
と思ってしまうのです。
身体の一部分のみがミイラ化しているのは、
その部分を手放す必要がある、
ということです。
例えば、
鼻なら
プライドを手放す必要があるでしょう。
コメント