夢の変人は、トリックスターかも(!)

古代の壁画に描かれた謎の人物像
夢占い500字メモ

破壊者か英雄か

トリックスターとは、いわば「いたずら者」で、ペテン師、

多くの神話や伝説に登場します。

トリックスター的な要素をもつ夢については、「変り者・変人」の中でも記述しています。

極力縮めましたが、以下がほぼ全容です。

毎日街を歩き回るおばさんがいる。そのおばさんは、不二家のぺこちゃんのように、

時々ぺろんと舌を出して歩くので、私は『ぺろんおばさん』と呼んでいる。

ある日、私は

ペロンおばさんが警官に呼び止められ、話しているのを目撃する。

話しを聞いていると、どうやらぺろんおばさんの本当の姿は研究員らしい。

そして、どういうわけか、私を後継者にしようとしている、と知った。

どうも、ぺろんおばさんは爆弾をつくっているという噂がたち、

警察官たちが疑いをもち、尋問されているようだ。そして

爆弾のありかを聞き出そうとするが、ぺろんおばさんは、そこを通りがかる

私にだけ目くばせして爆弾のありかを伝えようとしていた。

でも、

爆弾が仕掛けられていると知った私は、その場からできるだけ離れる、

なりふり構わず、逃げる、

ぺろんおばさんは自爆し、巻き込まれた大勢が死んでしまったが、私は生きのこることができた。

(ここで解釈をすると長くなるので、一部を「変人」に預けます)

 

トリックスターの特徴としては、

だまし癖、権威に反抗的、

変装する、二面性がある、(男性でありながら、女性に変身することもある)、

神出鬼没、奇策を用いて活躍する、危ない橋を渡ることになり、ときに拷問にさらされる、

破壊力が強い時には、古い秩序を壊すのみならず、

新しい可能性まで根こそぎ奪ってしまいそうに感じられ、この両義性に直面せざるをえなくなる

などがあげられます。

 

上記の夢の場合も、

「爆弾を仕掛け」、多くの人の生命を奪うことは明らかに悪で、悪には違いないのだけど、

トリックスターは善悪の判断にこだわらない「いたずら好きの破壊者」

であることでも知られています。

彼/彼女達の活躍は、怒りをかえば袋叩きにあい、

殺されるかもしれず、常に危険にさらされている

わけです。

夢とどう関わっているのかというと、

自分の中には、

新しい世界像がある、だけど

それに信頼を寄せることができない、何かが壊れそうで、

受け止めることができず立ち往生してしまう、ということがあります。

それでも、私達はいつまでもそうしているわけにはいきません。

私達は、何か問題が生じることで、膠着状態から脱する

ようなところがあります。

トリックスターは

いまの固定化された状況を、進展させるべくさりげなく

登場してはたらきかけるのです。

危険のともなわない創造はないのだ、

そう知らされているのかもしれません。

 

トリックスターもまた、あなたの一側面であることもお忘れなく。

大勢の人  爆弾  爆発  研究員 後継者 参照

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