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「良い夢は人に話さない」ほうがいいのか?

問いと考察夢占い500字メモ

子供の頃、

悪い夢はすぐに話し、良い夢は人に話さないほうがいい、

と言われました。

 

「話す」は「離す」に通じていて、

私達は

良しにつけ悪しにつけ、話すことで、手中にあったものを手放しているようなところがあります。

悪い夢は人に話してなるべく早く忘れ、良い夢だけを覚えておけ、

ということだったのでしょうか。

そう解釈すると、随分都合のいい話です。それとも、

良い夢だけを見て、のんべんだらりと生きるのが理想的なのでしょうか。

 

本当のところ、どちらの夢も、

機が熟す時までは

「自分の中で抱える」強さを要する

とは、言えます。

 

もたらされる歓びとともに

苦しみを引き受ける強さも必要で、

考えさせられたり、反省したり、現実との間で葛藤が起きたり、

時には

そんなはずない、と否定したくなることもあったとしても、

心のどこかで「そうかもしれない」と感じ、「では、どうすればよかったのだろう」

と答えを探し求め、わからないことを

頭のどこかで考え続けていくことに、意味がある

のかもしれません。

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