夢は心の世界|夢の中の行動に表れる本当の自分

夢の意味

青紫の光の中に立つ人物の影が夢の世界と心の奥を象徴するイメージもしも夢の中で、誰かに傷つけられそうになったら、
あなたはどうするでしょうか。

必死に隠れ場所を探し、相手がいなくなるのを待つ人もいれば、
死んだふりをして難を逃れようとする人もいるでしょう。

泣きわめく人もいるかもしれません。

あるいは、これ以上ひどい目にあうくらいなら、
自分が消えてしまったほうがいい、と感じる人もいるかもしれません。

夢の中で私たちは、
いかにも「自分らしい」やり方で、その場を切り抜けようとします。

現実ではおとなしく、いつも人に気を遣っている人が、
夢の中では急に別人のように強気になる。

もちろん、そういうこともまったくないとは言えません。

けれど多くの場合、
夢の中の行動や反応には、
その人が普段意識している以上に、
本質的な心のパターンが表れています。

現実ではのび太のように遠慮がちな人が、
夢の中だけ完全にジャイアンになる、
ということは、そう多くはないのです。

むしろ夢は、
その人がいつもどのように危険を感じ、
どのように身を守り、
どのように怒りや恐れを扱っているのかを、
かなり正直に映し出します。

普段は物静かで、
周囲に気を遣って生きている人であっても、
人を傷つけたり、何かを壊したりする夢を見ることがある

としても、あなたはあなたのままでいてそれをします。

自分であるとわかっていながら

誰かをかく乱させたり、
ずる賢く立ち回ったり、
奥底に秘めていたどろどろした感情を、
夢の中で見せつけられることに、

動揺するのです。

「これが本当の自分なのだろうか」
「いや、自分はそんなことをする人間ではない」
「ちゃんと善良に生きているではないか」

そう思って、否定したくなるのです。

衝動的にその行為に及ぶことはないとしても、
心の世界には、そういう感情も存在しています。

よく考えてみれば、
「いつか痛い目にあわせてやりたい」と思ったり、
心の中で仕返しの場面を想像したりすることは、
誰にでも少しはあるのではないでしょうか。

それを認めないのは、
ただその事実に目をつぶろうとしているだけなのかもしれません。

私たちは、
「自分のことをもっと知りたい」と言いながら、
本当は、自分のことをできるだけ良く思っていたいのです。

それが悪いわけではないのです。

自分を良く思いたい気持ちは、
心を守るためにも必要です。

ただ、夢を解釈するときには、
できるだけ心の状態をそのまま認識しようとすること。

怒りも、恐れも、弱さも、ずるさも、
「そんなものは自分にはない」と切り捨てずに、
いったんそこにあるものとして見つめてみること。

自分の中には、そういう心も存在するのだなあ、

と受け止めてみること、

その姿勢が、
夢の意味に一番近づきやすい態度なのだと思います。

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