後ろから抱きしめる

同じ方向を向いて子どもを抱く場面。後ろから抱きしめる夢は、相手の行く先をふさがず、前を向くことを尊重する心理を象徴する。
夢の意味行為

相手の自由を奪わない愛情

子どもを膝に抱いて寄り添う場面。抱きしめる夢は、相手を支え、安心させたい気持ちを象徴する。正面から抱き合う夢の場合、
互いに向き合い、受け入れ合う関係を示していることが多いです。

でも、

後ろから抱きしめる夢の場合、
相手はこちらを見ていません。

また、後ろから抱きしめるということは、
相手の前に立ちはだかっていません。

相手の行く先をふさがず、
相手が前を向くことを尊重したまま、
その背中を支えている。

そこには、

あなたはあなたのまま、前を向いていていい

という、静かな受容があるのかもしれません。

私は、夢の中で一人の男性を好きになっていました。

けれど、その男性は私に無関心で、こちらを見ようとはしませんでした。

その後、その男性がひどく落ち込み、ものすごく悲しがっている場面になります。

私は、その人を後ろからぎゅっと抱きしめ、「大丈夫だよ」と声をかけて励ましました。

相手が「無関心である」というのは、

こちらの存在に気づいていない。
こちらの思いを知らない。
あるいは、振り向く余裕がない。

ということなのかもしれません。

そうした相手であるのに、
弱っている姿を見て

ただ支えようとしている、

この夢は、

「愛されたい」

という自分の思いよりも、
相手を尊重する気持ちや、
相手が前を向いて進むことを大切にしたい思いが、
強く表れていたのかもしれません。

「安心させたい」
「傷ついているものを放っておけない」
「大丈夫だと伝えたい」

そんな心の動きが、
後ろから抱きしめるという形で表れていたのでしょう。

或いは

この夢に出てくる男性は、
現実の特定の人物だけを表していたのではなく、
夢を見た人の中にある

・行動力
・決断力
・頼りたかった力
・社会へ向かう力
・自分を守ってくれるはずだったもの

を象徴していた可能性もあります。

その男性が「自分に無関心で、
しかもひどく悲しんでいる」のは、

自分の中の頼りたい部分が、弱っている

ということだったのかもしれません。

本当は強くあってほしかったもの。
自分を導いてほしかったもの。
こちらを向いて、支えてほしかったもの。

けれど、それ自体が傷つき、落ち込んでいる。

だから夢の中で、
その背中を抱きしめる。

相手を支えるだけでなく、

自分の中の傷ついた力を、もう一度抱きしめ直す

ということなのかもしれません。

誰かに抱きしめてもらうのを待つだけではなく、
自分の方から、傷ついたものに腕をまわす。

抱きしめていた人は、
現実に気になっている相手かもしれません。

あるいは、
あなた自身の中で、
ずっと背中を向けたままになっていた感情かもしれません。

どちらであるとしても、この夢は、

傷ついたものを見捨てず、
静かに支えようとする、
深い愛情の夢です。

振り向いてもらえない寂しさの夢であると同時に、

それでもなお、
誰かを支えたい。
大丈夫だと伝えたい。
壊れそうなものを、そっと抱きとめたい。

そんな、静かな愛情が伝わる夢です。

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