苦しみが間断なく襲ってくる世界
あなたの心理的な現実を描いているにすぎません。
地獄から脱出しようとしている
夢を見る人がいます。
「遠い崖の下からは、マグマのような、多分熱いんだろうなという物体が見える。色味と雰囲気で地獄だとわかる。
「私は、そこから脱走しようとしていたが、足がすくみ、一歩も動けない」
夢が、
このようなシーンを描いていたとしたら、あなたは
落ち込みから這い上がろうとしている
のかもしれません。
地獄は、もともとは「地下の牢獄」という意味であり、
「地」は最も底を意味し、「獄」は拘束され、縛られた不自由さを表します。
夢主は、定期的にこうした夢を見るそうで、例えば
幼稚園の時は、お友達を傷つけてしまい先生に怒られた日。
小学生の時は、周りに馴染めず一人ぼっちになってしまった日。
社会人の今は、タスクが積み重なり、ミスをしてしまった日。どのタイミングも、
死にたい、と思うくらい心に負荷がかかっていた、
といいます。
思い通りにいかない自分自身や、
苦しみを感じさせる周りの世界に対して抱く、やり場のない恨みの心、
苦の世界に囚われ、どうすることもできない生命のうめき、
「生きていること自体が苦しい」、「何を見ても不幸に感じる」境涯を
地獄界(仏法の「十界論」のひとつ)ということがあります。
あなたは、自由を束縛されているように感じている
のかもしれない、
本来は、
窮状を乗り越えられる力も知恵も備わっているはずなのに、
ネガティブな妄想が膨らんで、今抱えるストレスを更に過酷なものにしているのでしょう。
天国 参照
コメント