今の自分だからこそできる選択がある
断捨離は、片付けや大掃除とは、ちょっと違います。
はなから、「排除すること」に重きをおき、
「絶対必要と思えるもの」、「どうしても手放せないもの」、「本当に要るもの」
etc・・ひとつひとつ「ピックアップ」し
「吟味」や「意味を考える」プロセスが発生する
ということです。
それは、
これから始まる旅の支度のようなもので、
「新しい時間へと入って行く」という
意味をもっていたりします。
私達は、たいてい
旅先(次のステージ)に合うものを選別して、カバンに入れて出かけてゆきます。
また、
完全に新しい時間へと入って行くためには、何かをきちんと
「終わらせておきたい」という意識が働くものです。
「目の前の混沌」とは裏腹に、
心の片隅では「そろそろ、新しく、かなり長い物語がはじまりそうだ」という予感を得ていて、
その予感のもと、
サイズの合わなくなった考え方や、自分を縛っていた古い鎖、
忘れてもいい記憶、澱んだ依存関係やまつわりつくしがらみなど、
「もう必要のない」ものを排除していこう、
と考えているのでしょう。
過剰や雑多の排除。
しなければと思いつつ後回しにしてきたテーマ
ー 私生活において、ずっと抱えながらほったらかしてきた慢性的問題、
文句を言い続けながらも「仕方ないかな」と堪えてきたこと、
考えるだけで、実行に移さないでいたことについて
着手し始めたか、促されている可能性もあります。
切り離さねばならないものは
古い夢や自分を縛るコンプレックス、
歪んだ人間関係、
意味のない重荷や罪悪感、
もう機能しないもの
です。
不要なものは、実生活の中にもけっこうあるものですが、
「あるのが当たり前」のような顏をして
鎮座しているので、普段
意識を向けて考えることもなかったりします。
へそくりや「お宝」のような嬉しいものを発見する一方で、
よく考えたら誰も使っていないガラクタだった、と気づいたり、
溜め込んだ不満や怒りなど、様々なものが、居場所のいろんな所から顔を出す
かもしれません。
コメント