万物の中に聖を見て取る知恵
人生の新たな段階に踏み出す時がきた
こと。
ご存知のように、
カエルは両生類、両生類の中でも代表格のような存在、私達の
意識と無意識とを往来できる能力
を象徴しています。
あなたがカエルを捕まえたり、捕まえたカエルが懐いてかわいいと感じるような
肯定的な夢なら、
自分の能力を上手に生かしているのでしょう。
その反対なら、
うまく使いこなせていないということになりますが、
だからダメというのではなく、
あなたが意識(世俗的な世界観)に縛られ、緊張しながら生きている
ということ。
ああでもない、こうでもないと自分の頭で考えてしまっているために、いつも
ハードルが高いことをしているような
気がしている可能性があります。
醜くて大きなカエルにいつまでも付き纏われ、どうしていいかわからず、ひたすら逃げ続ける
夢を見た人がいます。このころ、夢主は
仕事がとても忙しいことに加え、
人とのコミュニケーションもうまくとれない
(人の複雑な感情に向き合うことが苦手)という悩みを抱えていました。
カエルを醜いと思うのは、
愚かな自分
不完全な自分を忌み嫌う
感情だったりします。
それを受け入れられない間は、心理的な苦悩と身体的な苦痛を味わうことがあります。
夢主は、もともと
「ぬるぬるしたカエルが嫌い」であるといいます。
それは、つかみどころのない人の感情を苦手とする気持ちに通じているのかもしれません。
この夢は、そうした
嫌なこと、不都合なことに注意を払わなくてはならず、思うようにいかない現実に
イライラしている気持ちの表れでもあったのかもしれません。
もし、夢がハッピーエンドなら、
あなたが自分の意志で、それ(不完全な自分)を受け入れたこと
を示しているのでしょう。そして、これまでより
もう一段高いところにたって、物事を見始めた可能性があります。
カエルは、成長過程で大変身する
生き物
でもあります。
いまの辛い試練が、もうすぐ終わろうとしている、
もうすぐ変わるのだ、
という予感がわきあがっていること。
この
変化の大きさ
については、「カエルが王子様にかわる」お話の中でもよく知られているところです。
こまかい心配事に囚われているとき、それは見えていないのだけど、
自分の最良に従って事を受け入れたとき、
立ちはだかっていた問題は、すべて良い方向へと変わりました。
限定された世界で物事を見るのではなく、自分の純粋な部分
ー不特定性や感覚的なもの
に頼って生きることも大切だよ、
もっとリラックスするほうがうまくいくようになるよ
と、あなたに知らせている可能性があります。
他の人からしたら小さな変化であるとしても、
自分は変われるんだ
という自信をもつこと、
自分の「変わりたい」という気持ちを認め、そのためにできることがある
と分かることで、飛躍を遂げることができます。
シーンによっては、
自分の王子様にはならないまま去ってしまった男性
を表していることもあります。
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