ナイフ
夢の中でナイフで切りつけられたり、襲われたりすることがあります。
ナイフによって怪我を負う夢は、あなたの心に突き刺さった辛辣な言葉や、辛い経験を表わしています。
怪我の程度に、あなたが心に受けた傷の重傷度が表われています。
実際にそれが意図して行われたことではなくとも、あなたの中で、それはナイフで傷つけられたほど痛みを伴う経験だったのです。
その時の「行為・出来事・状況」は、他の人に説明できるかもしれません。
ただ、
そのことがどんな風に自分に作用していたのか、ということを人にわかってもらうことは難しいのです。
それだけに、その痛みをどう処理してよいかわからないでいたりもするでしょう。
肝心なのは、
その「痛み」があなたにとって「耐える価値のある痛み」かどうかです。
価値のない痛みに、耐え続ける必要はないのです。
でも、どうすれば、気にならなくなるのでしょう。
自分の「強み」を形成していくことと、より豊かに生きようとする心をもつこと、
であるといえます。
痛みだけを気にしてしまうと、いつも緊張しながら生きなければなりません。
あなたの創造力は、取り入れるべきものを見分けることができます。
どれが自身の宝珠に輝きをもたらす価値を持っているかを見分けることができます。
うっかり痛みをともなうものを取り入れたら、それを自身の中で昇華させるか、役に立たないものは、なんとか自力で捨てることが大切です。
さながら異物をとりこんで美しい宝石・真珠を形成する貝のように。
誰の内奥にも宝珠があるという意味においては、あなた自身
美しい真珠を創り出す殻であるといえます。
男性が振り回すナイフで女性が追いかけられる夢は、しつこい相手に不安が募っているから。
男性同士がナイフで喧嘩する夢は、対立する心・計画の衝突が表われています。
時に、夢で刺された箇所が鬱血していたり、現実に痛みを感じていた箇所であったりします。
① なくす
夢でなくしたもの、それは現実には「あなたらしさ」を示すものであったりします。
夢から醒め、あなたは自分がいい加減なやり方をしていたからなくしてしまったに違いない、と自己反省にくれるかもしれません。
ですが、夢はあなたが真面目に生きていることを、そのような人達に必然的に訪れる「迷い」に嵌まらないよう告げていることがあります。
あなたの決断を妨げているものに目をむけ、この先の道を明るく照らすものを求めましょう。
懐かしい
過去に戻りたいという気持ちの表れです。
過去に親しみを感じているのは、「今」の自分に親しみを感じられないから。
夢の懐かしいもの・懐かしい場所は、あなたにとってかけがえのないもの・かけがえのない場所。
時空に縛られない魂はどこに向かうこともできます。
既にこの世にいない人とも遭うことができます。
当然、未来を見ることもできます。
あなたの中には、今の自分よりずっと賢いあなたがいて
これまでに獲得し育ててきた知識を使って、過去をしっかり見据え、これから起きることを受け入れようとしている可能性もあるでしょう。
② 鍋(なべ)
自分や人の利益になるよう、思考や想像力を働かせて問題を煮詰めています。
極端な状況を想像したり、本質を明瞭化して頭の中で議論をぶつけあっているのです。
通常の状況でははっきりしない物事を明瞭化するには、あえて特定の要素を強調したり、他の要素を取り除いてみることが大切です。
誰しもが「我が身に照らして」物事を考えがちで
「おそらくそんな人はいない・そんなことは起こらない」という誤解や偏見をもっていたりします。
想像力を働かせ、欲望をあぶりだして正義の方向にかえ、哲学で思慮する試みが大切な段階であるといえます
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