人生が変わるような、一つの重要な気づき。
何かを見つけたり、わかったりする夢は、
自分自身に関する何かに気づき、
それに接近したり、利用したりしようとしていること
を表します。
或いは、夢で見つけたものとは、
あなたを解き放ってくれるもので、
眠っている間にあなたが悟った新しい考え
であったかもしれません。
「私は、夢の中で何かのレースの観客席にいました。
そこで以前お付き合いしていた男性をみつけました。
別れたというより、連絡が途絶えて自然消滅してしまったので、
私はこのことで、何十年も苦しみました。
会ったら、穏やかに話をしよう、
そして何があったのか知りたい、と考えていたのに、夢の中の私は怒っていて、
彼が歩みよって謝罪すべきだと考えていました、彼は結局私に気づいたのに何も言わず、
私は最後まで、そんな彼を無視し続けました。
夢から覚めて、私は初めて自分の中に「怒り」があることに気づきました。
あれほど会いたいと思っていた彼に会えたチャンスをふいにした、
ということにも。
確かに、元カレは私を苦しめましたが、
この先に進めなくさせている本当の原因は、
固く閉ざしてしまった自分の心と態度
(これは私の常套手段であり、尊厳を主張するポーズなのです。)
のかもしれません。
何かを発見して驚く夢を見ることもあるでしょう。
(お宝の発見は「宝物」参照)
この夢のポイントは、
半ば希望を失っているのに、突然光が差し込むような
驚き
にあります。
一つには、
あるものに対する、新たな側面に気づいた驚き
です。
未知の自分自身との出逢い。
それまでの経験などに囚われず、自らの殻を破る探求心が、
新たな発見に繋がる
ことがあります。
また、例えば、
誰かの部屋に忍び込んで、そこで美しい本やお金を発見する、
ということがあるかもしれません。
それらは、
その人の中にある叡智や忠告を受け入れることで、
人生がもっと富んだ報いのあるものになる
と告げていることでしょう。
私達は、しばしば
これまで見向きもしなかったことの中に、新しい価値を見出す
ことがあります。
半ば諦めかけていたとしても、
諦めながらも続けていくことの中で、
心を揺るがすようなものに出会えたり、見つけられる、
といったことがあります。
どうすればそこに到達するか、事前に知っていたわけではないけれど、
思索を重ね、たくさんの経験を積み、心が柔軟になり、その裁量が備わったとき、
素晴らしい威力を発揮することがあります。
何かの発見は、
きっかけや変化、本音の出現、小さな出逢いを重ねた成果
であるともいえるでしょう。
なくしたものを見つける 参照
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