― 過去の記憶や純粋な心を思い出すサイン
夢の中で私は、長年疎遠になっている友人に出会いました。
その人は、
かつて現実の世界で一番親しくしていた友人です。けれど、今思えばどこかで私を見下していたのかもしれません。
彼女には私は幼く映っていたのかもしれず、
就職してからも時々連絡はあったものの、結婚式には呼ばれませんでした。結婚の話も、たまたま電話口に出た彼女のお母さんから聞いたのであり、
「おめでとう」と伝えたときも「また式が決まったら言うね」と言われたまま音沙汰がなく、あとから人づてに式が終わったと知ったときは、とても辛い思いをしました。夢の中の彼女は、親しかった頃と同じにこやかな顔で現れました。でも
親しさというよりも、接客するような愛想よさがにじんでいた、どこかサバサバとした印象を受けました。
彼女は私に「どうぞ。この中から好きな本を選んで」と言いました。
台の上には何冊かの本が並んでいて、私はその中から適当に一冊を手に取りました。よくはわからなかったけれど、それが絵本であることはわかりました。
それは知らない本ではなく、
私がかつて読んだことのある、好きだった絵本だったかもしれません。
絵本は、幼い頃の純粋な心や、無邪気さを表すものです。また、
理屈よりも感覚や感情に訴えるものであり、「心の原点」に戻るサイン
とも言えます。
<ただ「適当に」選んだように見えながらも、
実際には自分が知っていて好きな絵本を選んでいた気がする>
ーこれは、
過去の人間関係の中で相手に合わせてしまっていた自分の姿
と同時に、
「本当は自分の心が求めていたもの」を反映していた、
と考えられます。
現実の世界でその友人から受けた痛み
――見下されていたように感じたり、結婚式に呼ばれなかったこと――は、
「私」の心に深い跡を残しました。
夢の中で再び彼女が現れたのは、
過去の記憶を整理し直すため、
そして、
「絵本を選ぶ」という行為は、
その過去をただ再現するのではなく、
そこから学ぶべきことを示していた
のではないでしょうか。
人からどう扱われたかにとらわれすぎず、
私自身が大切にしている“純粋さ”や“無邪気さ”を、今こそ思い出す必要がある
――そんな心の声が夢に現れていた可能性があります。
この夢は、
過去の友情の記憶を呼び起こすと同時に、幼い頃の純粋な気持ちを思い出すサイン
でもあったと考えられます。
誰かに見下された経験や、心に残る痛みは確かに消せないものですが、
その中でなお自分が守ってきた「純粋さ」
は、これからを生きるための大切な力です。
夢は
人に合わせるために選ぶのではなく、自分の心に響くものを選んでいくよう
告げていたのかもしれません。

夢の中で私は、長年疎遠になっている友人に出会いました。

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