脅される・脅迫されて犯行に及ぶ

たくらみを話す男性と、硬い表情で聞く女性
夢の意味

強い意志と性格を育てるために。

どうしてか、夢の中で

いわれのない脅しをうけ、片棒を担がされたり、

犯行に及んでしまうことがあります。

「いわれのない」と書きましたが、思い当たることはあるかもしれません。

弱みを握られ、脅される夢というのは、

自分の弱さに対して、強く働きかけようとする意識が見せている

といえます。

あなたは、

それに乗じれば背徳を犯すことになる、

応じなければ、自分は生きていけなくなるかもしれない、

と考えます。

 

また、脅す側には

どんな手段を用いても、叶えて見せる

という強い意志の働きがあります。

それに対し、

脅されて相手の言いなりになる自分は、

それに抗いたいが、望まない方向にいくしかないのだ、という

自己防衛的な考えがあり、それがときに

人生を生きづらいものにしている

こともあります。

どちらも自分、どの人の中にも、

優位に立とうとする男性的な側面と、気弱で女性的な側面があります。

衝動的な力と、非協力的な態度

と考えることもできます。

 

夢の中で

「ある男性に脅され、主人の殺害に加担することになった。」

という人がいます。

脅した相手は、実は主人と古くからの友人である。主人をお酒の席(なぜか船つき場)に呼び、

暫くは楽し気に雑談する。そいつは、

そうして油断して酔いがまわりはじめた主人の胸をナイフで刺した。

その瞬間、主人は苦しそうに胸を抑えながら、

私のほうを振り返り、悲しそうな目でみている。

(やめて!)

私は申し訳なさと罪の意識とでいっぱいになる。

主人は、船に置かれたケースの上に倒れ込み、そいつはケースごと海に突き落とした

 

夢主は、長年舅姑の世話や育児、仕事に追われ、

この人(ご主人)と結婚していなければ、こんなに苦労しなくてよかったのに、と考えていました。

そのせいで、どこか主人には冷たい対応になりがちで、

全てのことが平穏に向かいつつつつあるいま、改めなければならない

と考えてもいます。

 

実際には、何かと一人で背負い込み考えてしまう癖が、

自分を苦労だらけの人生にしてしまっているところがある、

ご主人の性格は優しく、寛大である、ということも、夢主もわかってはいるのです。

ある日、夢主は迷ったすえに言います。

「冬服を買い揃えてもいいかしら、ちょっと高くなるんだけど、そろそろ古い服を手放したいの」

ご主人は数秒もおかず

「買っておいで」と言ってくれます。

そろそろわだかまりを解いて、仲良くしていきたい、もっと素直になりたい、

夢主が、そう考えるには十分な会話でした。

 

ただ、

あなたの中には、まだ

傷痕が強く残っている

かもしれません。

脅されると、ゆっくり考えてなどいられないもので、

「この問題の全ての責任は、自分が負っている」という気持ちも強くなります。

まず、その考えを捨てる必要があるでしょう。

過去に、
あなたがどれほどたくさんの間違いを犯してきたのだろうと(過ちは誰にだってあります)
あなたから安らぎを奪う権利は誰にもない
のです。

背徳か、惨めな自分かという究極の選択をする必要もありません。ただ、

人格のためになるよう、矯正したり、変えていったりすればよいのです。

 

また、夢の中では、ご主人を

殺していますが、実は自分の嫌な性質が最も表れやすい人物

ということかもしれない、

自分自身の不快な生命力を抹殺しようとしているのでしょう。

(場所が「船着場」というのも意味ありげです。 参照)

 

こうした夢を見たら、

つらい経験を経て、より強くなって本来の自分に戻っていくのだ、

最善の方向へ向かうプロセスの一部なのだ、と考えてください。

そうして、

自分を取り巻く状況を変えていく

なら、大事な関係の強化への道を拓いていくことでしょう。

命令される  愛する人に危害が及ぶ   犯罪  ナイフ  刺す 参照

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