叱られる/叱責

上司に叱られる女性社員
夢の意味状況行為

ごもっともな指摘で

どこかで働いていて、

私は深刻な仕事の失敗をしてしまう。

そして、こっぴどく叱られる。

しかも、その内容には自分に非があり、

ぐうの音もでない。

弁解することもできず、その追い込まれた気持ちだけが残り、

その苦しさのまま目が覚めてしまう。

このような夢を見ると、
起きたあともしばらく胸が重くなります。

夢の中の出来事だとわかっていても、
叱責された感覚だけが妙にリアルで、
「本当に自分が何か悪いことをしたのではないか」
という気持ちになることもあるでしょう。

上司や目上の人から叱責を受ける夢は、
あなたの中にある

厳しい自分自身の声

を表していることがあります。

心理学的にいえば、夢の上司や指導者は、
あなたの中の 超自我 のような存在として現れているのかもしれません。

超自我とは、
「こうあるべき」
「失敗してはいけない」
「もっとちゃんとしなければならない」
と、自分を律しようとする心の働きです。

そのため、叱責される夢を見るとき、
あなたの心の中では、

失敗したくない
人に迷惑をかけたくない
怒られるようなことをしたくない
自分の弱さや至らなさを見られたくない

という思いが強くなっているのかもしれません。

夢の中で叱られている内容が、
「ぐうの音も出ない」ほど核心をついている場合、
それは他人から言われた言葉というより、

あなた自身がどこかで一番気にしていること

なのでしょう。

本当は自分でもわかっている。
でも、できれば見ないようにしていた。
あやふやにしておきたかった。

その部分を、夢の中の上司や指導者が、
容赦なく指摘してくるのです。

だからこそ、この夢はとてもつらく感じられます。

夢とはいえ、
人に話すのもためらわれるほどショックで、
忘れようとしても、叱られた場面だけが強く残ってしまうことがあります。

けれど、この夢が

「反省しなさい」
「悪いところを直しなさい」
「もっと自分を責めなさい」

と伝えているのかというと、そうではなく

あなたがその問題に

気づき始めた

ということなのでしょう。

今までは見ないようにしていたこと。
心のどこかで引っかかっていたこと。
自分でも、これはあやふやにしてはいけないと感じていたこと。

それについて、少し考える時期に入っているのかもしれません。

夢の中の上司や指導者は、
言い訳をしても通じない相手です。

自分を正当化しようとしても、
考えを変えさせることは難しい。

そのため夢の中のあなたは、
「これはもう逃げられない」
「自分にも非がある」
「認めるしかない」
と感じるのでしょう。

ここで大切なのは、
自分を責め続けることではないのです。

自分の中の厳しい声に押しつぶされるのではなく、
その声が

何を守ろうとしているのかを見つめることです。

失敗を恐れる気持ちの奥には、
きっと

人に迷惑をかけたくない
信頼を失いたくない
きちんとやり遂げたい
自分なりに誠実でありたい

という思いがあるはずです。

叱られる夢は、
あなたの欠点を責めるためではなく、
あなたが自分自身と向き合い、
もう一度、心の中の基準を見直すために現れることがあります。

自分は何をそんなに恐れているのか。
本当に失敗してはいけないと思っているのか。
誰の目を気にしているのか。
どこまでが反省で、どこからが自分いじめになっているのか。

そうしたことを、少しずつ言葉にしてみるとよいでしょう。

一人で考えていると、
どうしても悲観的な方向へ傾いてしまうことがあります。

そんなときは、
自分に理解を示してくれる人や、
人の気持ちに寄り添ってくれる人に、
少し話を聞いてもらうことも大切です。

「聞いてもらえば解決する」というより、
話すことで、自分の考えが整理されます。

言葉にすることで、
これまで見えていなかったものが明らかになります。

そして、自分の心の声に耳を傾けることで、
ただ責められる側に立つのではなく、
自分の人生をよりよい方向へ動かす選択を、
自分自身でしていけるようになるのです。

叱られる夢は、
怖い夢です。

けれどそれは、
あなたがだめだから見るのではありません。

心の奥で、
「もう少し正直に見つめたいことがある」
「このまま曖昧にしないほうがいいことがある」
と感じているときに見る夢なのです。

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