自分のペースで進められない/準備が整う前に次の役割を求められる/いくつもの責任に追われている/気持ちだけが先走る?
「早くしろ!」
「まだ終わらないのか」
と急かされ、
時間が迫っていることに気づき、慌てて支度を始める、
ということはありませんか。
この夢は、現実でも時間に追われているときに見やすいものです。
かといって、必ずしも自分の行動が遅れていることを表しているわけではなく、
まだ一つのことを終えていないのに、次の役割を求められている
という心の状態が表れていることがあります。
自分のペースで進められない
人には、それぞれ物事を理解し、気持ちを整え、行動へ移すまでの時間があります。
けれども現実では、自分の準備が整うのを待ってもらえるとは限りません。
仕事、家事、家族への対応など、次々と別の用事が入ってくることもあります。
一つのことを考えている途中なのに、もう次のことへ移らなければならない。
そのような毎日が続くと、夢の中でも誰かに急かされたり、時間に追われる気分
になってしまうものです。
この夢に表れているのは、
自分の時間を、自分で使えていない感覚
なのかもしれません。
急かしているのは、自分自身かもしれない
夢の中で自分を急かす人は、現実にいる特定の人物を表すこともありますが、
その人の姿を借りて、自分自身が自分を急かしている場合もあります。
「早く決めなければ」
「立ち止まってはいけない」
「これくらい、すぐにできなければならない」
そのような思いが、自分を追い立てる声になって現れるのです。
責任感が強い人ほど、
実際には誰からも催促されていないにも関わらず、先の見越して早く動こうとするでしょう。
そのため、誰が急かしていたか?だけでなく、
自分は何を終えないまま、次へ進もうとしていたのか
にも目を向けてみてください。
実例―一つの役割を終える前に、次の時間が来る
夢の中で、会議から仕事へ移ろうとしていた例です。
私は会議室のような場所で前列に座り、話を聞きながらメモを取っていました。
ところが、いつの間にか出勤する時間になっていて、私は慌てて席を立ちました。
夢の中の私は、
お父さんの大工の仕事に携わっていました。携帯電話での対応に追われ、そのうえ、お父さんからもいろいろとせっつかれていました。
この夢では、会議をさぼっていたわけでも、ぼんやり過ごしていたわけでもありません。
前列に座り、話を聞き、きちんとメモを取っています。
それでも、そこで行っていることが終わらないうちに、出勤する時間が来てしまいます。
つまり問題は、本人の怠慢や遅れではなく、
一つの役割に取り組んでいる途中で、次の役割を果たす時間になってしまうこと
にあります。
さらに仕事へ移ったあとも、落ち着くことはできません。
携帯電話での対応に追われ、お父さんからも急かされています。
自分が中心になって仕事を進めるというより、周囲から入ってくる要求に、その都度応じなければならない状態です。
このような夢は、
「やることが多すぎる」
というだけでなく、
自分の中では、まだ前のことが終わっていない
と伝えているのではないでしょうか。
急かされる夢は、転換期にも見やすい
古い状態が終わり、新しい生活や役割へ移ろうとするときにも、急かされる夢を見ることがあります。
気持ちはまだ以前の場所に残っているのに、現実だけが先へ進んでいく。
十分に理解したり、納得したりする時間がないまま、次の判断を求められる。
そのようなとき、夢の中で
出勤時間が迫ったり、誰かから早くするよう求められることがあります、
周囲の時間や都合に合わせ続けるなかで、あなたは
心が求めるもののために時間をつくれずにいる、
自分の理解や気持ちだけが、置き去りになっている気がしている
のではないでしょうか。
早く動くことよりも、今の自分は何を終えられずにいるのか。
そこに気づくと、夢の中で感じた焦りの理由も見えてくるでしょう。
私たちはしばしば、前に進むためには「もっと」が必要だと思い込みます。
より強い決意、より多くの努力、より多くのエネルギーが必要なのだと。
けれど、実際には、
自分に余裕を持たせれば持たせるほど、物事は自然に流れ始めます。
心ここにあらずの状態で動いているときよりも、
目の前のことに集中できているときのほうが、
物事は静かに勢いを増し、前へ進んでいくのではないでしょうか。
この夢を見る人の中には、一度にすべてを解決したいと、はやる気持ちを抱えている人もいるのかもしれません。
けれど、物事は自然に展開していくものだと構えることができたなら、
あなたが気づくのを待っていた解決策も、見えてくるでしょう。



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