行先に応じて、荷物がかわるよね。
これらは、あなたが運ぶ手荷物や、背に負う荷物です。
夢に、
何かを入れるものが登場したら、
それは自身の内にしまって運んでいるもの。
思考、感情、欲望
などです。
行き先によって持ち物も異なるように、
例えば、
遠方に出かける時活用する「スーツケース」の夢が、
どこかに旅立つこと、自立心や自立したい欲求、
自分を社会的にどうとらえているか
などを表していることがあります。
ナップザックやランドセルのような「背負う」かばん
について検討しているのは、
これから先、人生で背負うことになるだろう困難
を予測している可能性があるでしょう。
持ち運びたい大切な○○
という意味では、夢のかばんは「子供」を示していることもあります。
財布の入ったかばんを失くしたとき、
私達はパニックに陥り、時に絶望的な気分になります。
夢でのそれも、
身に起きたことが受けきれずにいて混乱したり、大きな喪失感に見舞われていること。
例えば、
生きがいを失ったり、退職したり、配偶者を失くし、
自分の生活スタイルが大きく変わってしまう
ことに対する恐れや混乱
を描いています。
女性にとってのハンドバックは、中身のみならず、それ自体(デザインや趣向)
自己証明
であり、自己表明
であったりします。
お化粧品やコンタクトレンズ、本や、お気に入りデザインの手帳、ハンカチ、高価な財布等々、
そこには、自分を活かすために欠かせない
ものが必ず入っているでしょう。
それらは、バッグという「世界」の中にある「私」というアイデンティティの象徴ともいえ、
自身の人生計画に携わっていたりもします。
バッグを紛失する夢を見たからといって、
現実の損失や不運を知らせているのではなくて、
計画通りにエネルギーを使えていないよ、
自己認識が不充分だよ、
と知らせているのです。
かつて
あれもこれもとパンパンに膨れたかばんを持っていた人が、
殆ど手ブラで移動するようになることがあります。
かばんも中身も、
経験によって、成長によってどんどん変わってゆくもの
です。
夢でかばんを盗まれた時は、
新たな経験をつくっていく覚悟が、
紛失したときは、
新しい自分をつくっていく覚悟が
問われているのかもしれません。
コメント