自分の中の鋭い感覚
創造的でありたい
という欲求を表します。
私達生物は、
感情を揺さぶるもの
をいつも求めて生きています。
例えば
絵を描いたり、音楽を創ったり、踊りを習ったり、美しい景色を見に行ったり
することで、心が満たされます。
虫や動物はそうしたことをしないわけですが、
「美的感覚」は
生物に共通して
あるものではないでしょうか。
動物も虫も、求愛する側は、相手の気を惹くために、
時には
「命がけ」で自分の持っている能力や美しさを誇示します。
美には、魂を生の方向に向かわせる力があります。
私達人間は、
笛を吹くのがうまくなくても、絵を描くのが下手でも、
人として劣っている、とは判断されません。
が、感情を揺さぶられると、
究めよう、究めたい、
という心が働きます。それは
美醜を嗅ぎ分け、
健康的な生命へと向かわせる能力であり、
あなたが「美しい」と感じるのは、それが
あなたが目的に達するために役立つもの
であるからなのでしょう。
魂の命ずる方向に向かうためのものを
美しい
と感じ、魅了される一方で、
それを認める者の目には、絶対的な力や手段となります。
「洗練された行為」と思ってしているそれは、実は
自分の生命を継承していくために働く欲求であり、
自分の生存のための手段
なのかもしれません。
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